「第2回地域おこし協力隊研修会」を実施しました。

更新日:2016-01-08(金)

 平成27年12月4日(金),弘前大学生涯学習教育研究センターは,「第2回地域おこし協力隊研修会」を開催しました。この研修会は,地域おこし協力隊のみなさんやその受入自治体職員及び今後,地域おこし協力隊の受入を検討している自治体職員の方を対象として弘前大学地域社会研究科及び弘前大学地域未来創生センターとの共催で8月に引き続き、行われました。本研修会には,地域おこし協力隊の方,その受入自治体職員,弘前大学職員,弘前大学学生等44名が参加し,平井太郎氏(地域社会研究科准教授)が進行を務めました。
 はじめに,大河原隆理事(社会連携担当)から地域おこし協力隊の導入と地域活性化について挨拶があり,研修に入りました。第1部は,長崎県対馬市の元地域おこし協力隊であり,対馬市地域サポート人アドバイザーの川口幹子氏を講師として,講演が行われました。農山漁村を活性化させ,人の暮らしが自然を守ることにつながる循環型社会のモデルをつくりたいと,生物多様性保全担当者として絶滅の危機に瀕するツシマヤマネコの保全活動の経験を踏まえ,島の魅力とあわせて,現在携わっている雇用創出に結びつく施策の企画・立案の活動の「一般社団法人MIT」の運営等のことについて話されました。
 また,協力隊の頃に,若者の流出が後を絶たず,人口が62名,高齢化率が6割を越える限界集落「志多留地区」と出会い,現在,耕作放棄地問題に直面することで開墾作業を行ったり,貴重な「文化財」である古民家の片付けと修繕作業を行ったり,学生インターンの受け入れ制度の構築やお年寄りに向けたお弁当配達サービス開始,田んぼのオーナー制度開始,空き家を住めるように改修させることで自然の仕組みを活用した家づくりの活動をされており,自らも移住して,3反の田んぼで水稲も行っていることについても話されました。
 また,地域おこし協力隊は,共有価値を創出する人ではないか,協力隊の活動の大切なことは,地域の活性化を鼓舞することではなく,1年目~3年目を見据えて,原理・原則、信念に則って,粛々と準備をすることではないかと話されました。
 第2部ではワークショップを実施し,第1回目の地域おこし協力隊研修会後の協力隊の活動について,経過を見直し,協力隊と地域としての視点から振り返り,再度計画を立てるロードマッピングと発表を行い,質疑応答の後,曽我亨センター長の挨拶で締めくくられました。
 参加者の方からは,「自分の信念をつらぬくことで,利益や仲間が生まれれるのではないだろうか」,「何となく言葉にできなかったところを,マップにすることで,自分で意識して行動していけそうと思った」,「職場で聞くことのできない、隊員の生の声が聞けるるので、新たな発見があった」,「協力隊員の受け入れについて,検討したいと考えている参考となった」等の声をいただきました。
 「第3回地域おこし協力隊研修会」は,平成28年2月5日(金)に開催を予定しております。